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ライセンスビジネスとは?企業が取り組むべき理由とグッズ制作によくある事例を紹介
- #知識
最終更新日:2025.07.09 近年、市場規模が広がりつつある「ライセンスビジネス」。独自のアイデアや製造技術がなくても宣伝効果や認知度拡大、売上アップが図れる新しいビジネスモデルとして注目が集まっています。今回は、ライセンスビジネスのノウハウをまとめました。参入のメリット・デメリットや、事例に基づく利用シーンと成功のポイントを解説します。
ライセンスビジネスの基礎知識
まず、ライセンスビジネスの基本を5つの項目に分けて確認していきましょう。
ライセンスビジネスの意味
「ライセンスビジネス」とは、既存のブランドやキャラクターの使用許可である「ライセンス契約」を活用したビジネスモデルです。権利元・使用者ともに、ブランドの価値向上と収益化が手軽に実現できるため、アパレル・グッズ制作といった製造業を中心に、幅広い事業のマーケティング戦略として採用されています。
ライセンスビジネスで取り扱う権利の種類
ライセンスビジネスで主に取り扱う権利は「版権」と「商品化権」の2種類です。
版権とは、既存の著作物やブランドの利用・複製に関するライセンスであり、広義には著作権や商標権、特許権、意匠権なども含まれます。
一方、商品化権とは、著作物やブランドを商品化や広告に利用するための権利です。法律で明文化されているわけではありませんが、さまざまな権利関係を組み合わせた概念であり、ライセンスビジネスの基盤となります。
ライセンスビジネスのステークホルダー
ライセンスビジネスでは、主に次の2種類のステークホルダー(利害関係者)が関わります。
ライセンサー(権利元):著作物・ブランドの権利を持つ団体や個人
ライセンシー(使用者):商業利用を目的としてライセンスを取得する団体や個人
そのほか、ライセンサーとライセンシーの仲介役となる代理店やコンサルティング会社が間に入り、スムーズなビジネスの展開をサポートすることもあります。
ライセンスビジネスにおける頻出用語
以下では、ライセンスビジネスに関連して押さえておきたいキーワードをまとめました。
ライセンスビジネスにおける頻出用
用語 | 意味 |
---|---|
IP | 「Intellectual Property」の略語で知的財産の総称 |
OEM | 「Original Equipment Manufacturer」の略語で他社ブランド商品の造会社 |
コラボ | 「コラボレーション」の略語で共同制作のこと |
タイアップ | 複数の企業等が提携して開発した商品・サービス |
ロイヤリティ | ライセンスの使用料 |
パブリックドメイン | 著作権が無効となっている著作物 |
All Rights Reserved | 権利元の表示に利用される表現 |
CCライセンス | 「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」の略語で著作物の利用に関するルールと意思表示のためのツール |
ライセンスビジネスの市場規模
国内におけるライセンスビジネスの市場規模は、年々右肩上がりです。例えば、2023年度におけるキャラクタービジネスの市場規模は推計で約2.7兆円。また、世界におけるライセンスの売上は2023年時点で3,400 億ドル超と報告されました。ライセンスビジネスは今後も成長を続ける見込みであり、将来的な展望は明るいといえます。
出典:
キャラクタービジネスに関する調査を実施(2024年)|株式会社 矢野経済研究所
【プレスリリース】ライセンシング・インターナショナル、2023年度のライセンス業界のグローバルな売上概要を発表|ライセンシングインターナショナルジャパン
企業がライセンスビジネスに参入するメリット
企業がライセンスビジネスに参入することで、主に次の3つのメリットが得られます。
宣伝効果が得られる
自社の認知度向上につながる
売上アップが期待できる
差別化が図れる
宣伝効果が得られる
すでに一定の人気や知名度のあるブランドやキャラクターのライセンスを利用すれば、大きな宣伝効果が得られます。ファンが安心して購入できる「正規品」として価値が生まれ、見込み顧客の獲得につながるでしょう。
自社の認知度向上につながる
人気ブランド・キャラクターを冠した商品は話題性が高く、そのファンを中心に自社の認知促進が図れます。ファンによる情報拡散も期待できるため、幅広い層に自社を知ってもらうきっかけになるかもしれません。
売上アップが期待できる
ライセンス商品は、使用したブランド・キャラクターのファンによる購入が予想されることから、安定した売上が期待できます。実際に、人気ブランド・キャラクターとのコラボレートで大ヒットした事例もめずらしくありません。
差別化が図れる
ライセンスビジネスは、競合他社との差別化にも効果的な手法です。例えば、新規参入の場合でも、すでに認知度の高いブランド・キャラクターの力を借りれば市場での優位性が確立しやすくなるでしょう。
ライセンスビジネスのデメリット
ライセンスビジネスには多くのメリットがある反面、次のようなデメリットも存在します。
商品が販売できるようになるまでに時間がかかる
ライセンス料の支払いが発生する
版権元への配慮が必要になる
商品が販売できるようになるまでに時間がかかる
ライセンスビジネスでは、許諾交渉や審査といった承認プロセスを踏まなければなりません。開発から販売までの工程が増え、自社単位で完結しない内容も多いため、商品化までに時間がかかります。
ライセンス料の支払いが発生する
ライセンシーは、ライセンサーに対してライセンス料(ロイヤリティ)を支払う必要があります。金額や支払い方法は主に両者の協議によって決められますが、当該商品の売上のうち一定割合を支払わなければなりません。特に著名なブランドや人気のキャラクターなどのライセンス取得では、コスト負担が増える可能性があることを考慮しておきましょう。
版権元への配慮が必要になる
ライセンスビジネスで開発した商品は、自社の完全オリジナルとは異なり、自由に設計・宣伝できるわけではありません。提示されたルールの順守と既存のイメージを壊さない配慮が求められます。むやみにオリジナリティを加えるとトラブルの元になりかねませんので、事前にライセンサーに確認してから企画するとよいでしょう。
ライセンスビジネスによるグッズ制作の事例
ここからは、ライセンスビジネスでよくあるグッズ制作事例と、それに関連するおすすめ商品を紹介します。
アニメ・ゲームキャラクターのタイアップグッズ
ライセンスビジネスの定番といえば、人気アニメ・ゲームのキャラクターのタイアップグッズ。アクリルグッズやアパレル、テーブルウェアなど多彩なグッズが展開されています。ここでしか手に入らないデザインにしたり、期間限定にしたりなど、希少性をアピールしたマーケティング戦略で、ファンの心をつかみましょう。
アーティストのコラボグッズ
アパレルブランドの商品や食品業界のノベルティとしてよく販売されているアーティストのコラボグッズ。ライブ・コンサートやフェスなどの物販に活用されることもあります。成功のコツは、ポートレートの再現性の高いグッズを選ぶこと。アクリル製品のほか、細部まできれいにプリントできる昇華転写に対応したグッズを選びましょう。
スポーツ大会のオフィシャルグッズ
オリンピックやW杯といった大規模のスポーツ大会の公式グッズ制作も、ライセンスビジネスの一環です。定番は、タオルやうちわ、Tシャツなどの応援グッズ。会場で使えるグッズのほか、テレビ観戦やパブリックビューイングのほか、トレンドのeスポーツを意識したグッズを制作するケースも増えてきています。
アパレル・ファッション業界のライセンスブランド
ライセンスビジネスが盛んなアパレル・ファッション業界。有名ファッションブランドや人気キャラクター、インフルエンサーとのコラボ商品など、多彩なライセンスグッズが展開されています。ライセンスビジネスが認知および商品購入のきっかけになることも多いため、ブランディングを意識した提携先を見つけることが大切です。
まとめ
ライセンスビジネスは、企業・ブランドの価値や認知度の向上が手軽に図れるマーケティング戦略です。売上アップや競合との差別化につながるほか、新規市場参入・開拓の足がかりにもなります。成功のポイントは、著作物へのリスペクトと、再現性の高いグッズ選び。完成度にこだわり、ファンの心に刺さるプレミアムなグッズを制作しましょう。
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